人工知能が認識する猫 ~google猫~
- nekocatlife
- 2014年10月4日
- 読了時間: 2分
ご覧頂いているこの画像、何に見えるだろうか。
多くの人が造作もなく「猫」と答えることができるだろう。
この画像は、Deep Learning という手法を使った人工知能が、猫と認識し出力したものだ。
これはgoogleが行った試みで、1000台のコンピュータと「ニューラルネットワークを用いた深層学習の教師なし学習」という手法を使い、1000万枚のYouTube の写真を人工知能に見せて、猫という存在を認識させたのだ。ネット上でも少し前に話題になったが、この説明ではgoogleが達成した大きな成果がイマイチ判り難い。もう少し簡単に言い換えるとするならば、下記のようになるだろう。
- 人間がある特定のテーマで選定した無数の画像群を、人工知能に見せる
(今回は「猫」というテーマ)
- すると、人工知能が見せられたテーマの概念を勝手に学習する
- さらに「あなたが、わたしに見せようとしていたのはこれですよね」と学習した概念を画像として提示することができる
- 猫について学んだ人工知能は、どんな猫を見ても高確率で「猫」と識別できる
人間ならば幼児でもできることだが、人工知能の研究においては大きな成果だ。
また、IBMは既に猫の脳のシミュレートを完了しているとされている。2019年には人間の脳も完了する見込みらしい。
アメリカの未来学者で発明家のレイ・カーツワイル(R.Kurzweil)は、2029年には人工知能が人間のような意識を獲得するとしている。
人間を模したロボット研究としては、日本の石黒教授が有名だ。
これらの事実を総合すると、2029年には人と見分けのつかない人型ロボットが実現するかもしれない。
だとすると、猫ロボットはもっと早く実現できるのでは、と考えてしまう。(某猫型ロボットではなく、リアルな「猫らしい猫」)
ちなみに現在の達成度はこれくらい。↓
猫ロボット 夢ねこヴィーナス
10数年先の未来、愛猫家は、生の猫を飼うべきか、ロボットの猫を買うべきか、という悩ましい問題に直面しているかもしれない。 技術の進歩とともに猫ロボットが普及すれば、生の猫は減少し、現在とは異なる価値をもつことになるだろう。
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